パリpart3:ストライキに当たる!愛奇跡の連鎖物語

みなさん、こんにちは!お元気ですか?


その前にpart2のブログがないのに今日気が付きました。

書いていないみたいです。

でも動画だけはあるのです。

ここに載せておきますね!


友人のじょんちゃん(Jean-Luc)と私の家の下にある

一度も行ったことのないイタリアンへ一緒へ行きました!

想像を超えてとても美味しかったです!





そしてパート3が遅くなりました。

パリのゴミ問題、根底は雇用や年金問題で大きなストライキ

暴動がしばしパリでは起きているのです。

動画はまったくストライキとは関係ありません。

つまらない私の日常を凝りもせずにアップしました。(笑)


たぶん、こんな動画の説明は一番あとかなくてもいいですね。


ではどの様にストライキに巻き込まれたか。

相変わらずアホな話を。




ある日、相変わらず世界のどこまでもやって来る

友人のさとちゃんがパリに到着しました。


ストライキ問題はそれ以前から起きており、

前もって電車は運休にならないか、ストライキは

起きないかを調べました。


すると、さとちゃん到着の日にパリの4か所で

ストライキがあることが分かりました。

開始は午後2時に一斉に。


実は私はゴミ収集をしないことで政府に反発が始まり

パリ市内はゴミだらけ、ということを知らない!

というめでたい人だったのです。

だって都心には行かないもん。

日本の友人から「大丈夫ですか?」とメッセージが来て

you tubeのニュース画面を見て初めて知ったのでした。

でも都下の自分の住まい周辺は、いつも変わらなかったので

緊張感が足りなかったのですね。

いえ、ただのアホでしょう。


ストライキは午後2時に始まるから丁度正午にオペラ座

(空港から直行バスがオペラ座まで出ている)

まで迎えに行き、寄り道をしないで真っすぐ家に行けば

問題なし!まだ2時間前だし!


と、アホはこう考えるわけです。



オペラ座ではさとちゃんに順調に出会えたのですが

彼女にも事情を話し、遊ばないでまずは家に行こう!

と話、すぐに地下鉄に。

いつも通り切符を買って、自動改札を通って

ホームまでテクテク。



あれ?ホームまで行くとやたらお巡りさんが出て来て

「電車は運休です。みなさん出てー!」と

言っているではないですか!


この時に

「あ、そうか。2時にストライキが始まるなら、それより

早くに電車を止めないと人が集まってしまうか、、、」


と、この時にやっと正常な人な思考に追い付いたわけです。

(え?まだ遅れてる?)



えええええ、そそんな!道路も閉鎖だ!

どうやって家まで帰ったらいいんだ!



でも特急電車は動いているのです。

日本で言う各駅停車の電車の路線と、地方線みたいな

やたら1駅が長い路線があって、そちらが特急路線で

別に存在しているのです。


アルファベットのA,B,Cで名前が付いています。

普通のメトロなどは1,2,3などの番号です。



女性の警官に

「どうやってOOまで帰ったらいいんですか?」

と聞くと、何と親切なことに自分の携帯で調べてくれたのです。


「え~とのね、A線で1駅で降りて、D線に乗り換えて

これも1駅ね。」


と、言われたので、ホームからそのまま移動をしました。


初めてのRER(特急電車)でしたが、ホームまで

女性警察官が教えてくれたのでスムースに行くことが

出来ました!

おーーー何と親切なことでしょう!



RERは車内が二階建てになっているのが多く

丁度乗ったのがこのタイプで、さとちゃんは喜んでいました!




さて、次の駅にわりとすぐに着き、次はDに乗り換えだ!


勝手が分からず

電車に乗っていた黒人のおじさんに聞くと


「この電車だよ。次の駅で降りるといいね。

それよりこれを見て。この車内の電光掲示板に

行先が表示されるので、これを見ればすぐに分かるよ!」


おーーまたまた何と親切なことでしょう!

で、私達はその電車に乗ると、、、

いつまで経っても動かない、、

するとアナウンスがあり、



「こちらの路線は運休になります。

ホーム前の電車に乗り換えて下さい。」



ところが、どっちに方面に行くのか確かめられず

多くの人がウロウロしていて、乗り込んでいました。

私達も乗らずにたぶん次の電車を待っていたお姉さんに


「これ、OOまで(私の家)行きます??」


と聞くと、「行くわよ」と教えてくれました。


さとちゃんは、あの旅行者用の一番大きなスーツケースを

持ってガラガラと引いています。

さて乗り移ろう、というところで、何と!

扉が閉まり始めたのです!!!!


ガラガラガラァ~~~~~~ダッシュ!!!とカバンを一緒に持ち

電車に何とか乗ろうとすると、入り口付近にいた

お兄さんたちが3人掛かりで、扉が閉まらない様に



「ぐぐぐぐぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」と私達の為に

頑張って開けてくれているのです!


ひとりのウォーリーを探せミニ版のお兄さんは、足まで使って

全身で扉が閉まらない様に開けていました!


スーツケースがあったので、少し大変だったのです。

人間だけなら走って飛び乗れたけど、スーツケースと人間が

入る幅が開いていないといけない。


うぅぅぅ涙。。。お兄さんたち!ありがとう!!!

心で泣きながらメルシーメルシーメルシーを連発し

無事に乗ることが出来ました。が、、、、

発車して2分くらいで、すぐに大きな破裂音ぽい音と同時に

電車が止まってしまったのです。



通常使用出来るトイレも閉鎖。

心の中で、トイレが我慢出来る様に、とまず先に祈り

次にどうかすぐに無事に動きますように。

と祈るしかありませんでした。


停車時間は10分強だったでしょうか?

いつ発車するか分からない状態で、待っている人達にとって

この10分強は異常に長い時間です。


でも動いて良かった。

そして10分ほど走って、無事にわが町のRER駅に到着!

やったー!もう家に帰れるぞ!


この駅から家までは1kmちょっとはあるので、散歩がてら

歩いて20分強というところ。



さて、切符を自動改札に通し、あれ?あれ?

改札は日本と同じタイプで、通り道にグルグル回る鉄の棒

みたいのがあります。

動かない。回らない。出れない!!



そうです。私達は特急電車切符を買っていなかったのです。

んなぁ~あんな状況で、警官に「こう行ってこの電車に乗って」

なんて言われたままに来たのに。

あああああどうしよう~


このRER,すごく規則が厳しくて、後で払えばいい、と

いうことにはならないのです。

法的な制裁で罰金刑になるのです。

確か8千円前後。



私は頭の中で

「え~~~ストライキだったから、警官の指示もあって

非常事態ということでOKだと思ったのにぃ~~~」


と、駅員が来たら言うつもりで、一生懸命文章を考えて

いたところ、PASMO(フランスの)での利用の黒人の若い

お兄さんが、なんと私達を見て、歌舞伎の見栄を切る様に

懸命な顔で、@@回るのを押さえて付けて

私達を通してくれたのです!!


めるしーーーーと言う前にさっさとお兄さんは行って

しまいました。

お兄さん、私の心の涙の声も届きましたか?


で駅前のタコス屋でトイレに入る為に、腹ごしらえも

しました。


フランスはおトイレがないので、行きたくなったら

基本的にカフェに駆け込み、

カフェを頼んで入るしかありません。


有料の公衆トイレなど都心にはたまにあります。

デパートやショッピングモールのトイレはもちろん無料です。

がどこにでもあるわけではありません。


ファーストフード店などでも自由に入れない様になっています。

会計をした人だけが、トイレに入れるコインを、入る度に

レジのお姉さんに行ってもらいます。


さて、日本ではない様な付け合わせのポテトも量。

これ、白米やパンの代わりくらいに出て来ます。

夕食が食べられないほどしっかり食べて

携帯の地図で二人で歩き始めます。


ヴィクトルユゴー通りというのが、たまに通る通りで

道に看板であったのでそちらに進んで行きます。


すると、携帯を見ながら大きなスーツケースを持って

歩いている私達に市の清掃員のお兄さんが、自分の掃除用具を

道端に置いて、駆け寄って来ます。


「どこに行きたいんだ!?携帯見せて!」と。


すると、「あーバスに乗った方がいいよ!」と言い


クルっと後ろを振り返ると、動いているバスが、、、

まだ駅前のレンガ道路なのでややゆっくりは車が走っていますが

その走るバスを羽交い絞めにし、何とバスを停めてくれたのです!!

そして「いいから乗って!」と。



バスが動き始め、

「車内で切符を買えるのですか?」と聞くと

Non~~


どどど、、どぉ~しよう~と思い10€札しかないので

2人で4.2€だけど、仕方ないので渡そうとすると

入り口に立っていたので、乗って来る人の迷惑で

奥に行かざるを得なくなりました。



日本語でさとちゃんと、「降りる時にでも渡そう」と

話していると、乗っていたおばさんが


「お金なんて気にしなくていいのよ。

あなた達が降りる停留所に着いたら教えてあげるから

そのまま乗ってなさい。」


と言うのです!


私はバスに乗ったことがなかったので、どの道路を走っている

のか分かるのですが、自宅最短の停留所は知らなかったのです。

するとおばさんに色々と聞かれ、そう言われたのでした。


何だか他の多くの方の目もあって、肩身が狭く、

申し訳もない、何とも言えぬ時間でした。


そして、家のマンションビルが見えて来たので

ここかな?と思い身を乗り出すと


「まだよ。教えてあげるから大丈夫」

と、おばさんがまたも。


そして降りるべき停留所になると、何と今度は別の人が

「着いたわよ。」

と、言うのです。


あ~~やっぱりみんなの注目の的だったのね~


とにかく、邪魔にならない様に、めるしーーーぃーーーーと

連発しながら降り、乗り口のバスの前までまた行って

運転手のお兄さんに10€札を渡そうとしました。


すると、首を横に振り、手でいいから、と合図をし

バスは去って行きました。


さとちゃんが、フランスの皆さんの優しさがあまりにもすごく


「私、泣きそう~~~~」と叫んでおりました。


私も何度もウルウルしながら、帰って来たのでした。

胸がいっぱいになるとても素敵な、一生涯忘れられない

フランスでの日になりました!


ストライキと愛奇跡の連鎖物語は以上です。


で、動画ですが、意味不明な画像が多いと思いますが

最初は近所のミニトンネル道から始まります。

ずっとファンタジーを感じていて、ドキドキしながら

通った道です。

残念だけど魔法は起きず、若返りもしませんでした。


3月に入るとパリも花々がちらほら咲き始め

とても美しい光景が見られます。

町にも、数本の桜の木が何故か何でもない交差点に

あったりします。


最後のティッシュの箱は、フランスは4重とか6重とか

そんなティッシュが普通に売っているのです。

うっかり私は3重を買ってしまい、

自分で1重にして箱に詰め替えて作業をしています。

ベットに座って足だけ見えるのが作業中です。


あとはどうでもいいですね。(笑)


ではみなさま、ごきげんよう!

でもこれでは終わらず、さとちゃんが帰る日には、、、、

つづく。。。。。。








Joséphine Nidy's Official Site

世界でただ一人のオルゴールルネッサンスシンガー。その歌声は’永遠のボーイソプラノ’。スリークッションビリヤードの愛好家でもあり’歌うハスラー’として世界中のビリヤードシーンでも活躍をしている。

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