くもまっか日記18:お役立ち情報シリーズ:精神障害者手帳の誤解

こんにちは!皆さん、おかがお過ごしですか?

今日もとっても役に立つ医療・福祉情報を書くので

お時間のある方は是非一読頂けたらと思います。

読んで百利あって一害ありませんよ♪


あと、はじめに。

なかなか普段の様子が分かる投稿が

出来ないでごめんなさい。

今もたくさんの方から励ましのメールなどを時折頂きます。

本当にどうもありがとうございます。

とても本当に励まされて日々の大きな力になっています。

ごく身近な方もそうでない方にも、個別にお返事は

どうしてもすることが出来ません。


こちらにてすべての皆さんへのお返事と代えさせて下さい。

とてもスローなペースですが、少しずつ身体の自由も増えて

来ています。苦しんで寝込んでいる様なことはまったく

ないのでどうか何もご心配なさらないで下さい。

本当にどうもありがとうございます。

心から。


さて、写真は今朝の朝ご飯です。

残り物をお茶漬けで頂きました。

摂食障害もたまにあって、症状が顕著な時は

非常にご飯が食べづらいのです。

そんな時はお茶漬けを食べます。

お茶でするする胃に入って行くので、食べられない時には

体力維持にも非常に優れた食事法だと思いますよ。


食欲の衰える

初夏からのおかずは「少し濃い味」に作っておくのです。

その効果は2つ。


1:長持ちする。

2:お茶漬けの具にピッタリ。


だから余計お茶漬けに良いのです。

特別にすごく濃い味にする必要はありませんが

調理の際にいつもよりほんのちょっと調味料を多く。

お茶漬けでなくても、食欲をそそる様になりますよ。

朝昼晩、飲んだ後、お菓子を食べるよりは、という方にも。

いつでもお茶漬けはいいですね。

お勧めです。



さて、今日はもう1つ。

障害者手帳のお話。

障害者手帳にはいくつか種類があります。

身体障害者手帳と精神障害者手帳。

そして療育手帳と言われる知的障害のある方の手帳。

どの手帳もその呼び名からどういった方がその手帳を

所持出来るのか想像が出来ると思うのですが

ここで大きな認識不足が実はあるのです。


説明の前に、障害者手帳の所持は障害者ご本人

またはご家族の申請で発行され、希望がなければ

発行はされません。所持する側の自由です。

所持することになって、公的なサービスや優遇が

受けられるのです。その為の手帳です。


身体障害者手帳は身体に何かしらの障害のある方、と

思いますよね。OKです。合ってます。

視覚、聴力、肢体など何かしらの障害が身体に

ある方という定義ですね。


では精神障害者手帳は皆さんどの様に想像されますか?

その呼び名の通り、精神に何かしらの障害のある人が

所持出来る手帳と考えますよね。

違うんです。

え?と思いますよね。

正確にはそれ「も」あります。

が、それ以外のケースもたくさんあるのです。

手帳が3種類ありますよね。

身体、精神、療育。

このうちの身体と療育「以外」のケース、

と考えて下さい。


例えば分かりやすいところでは、「てんかん」などが

あります。精神病じゃないですよね。


脳の機能に関する障害など、例えば珍しところでは

健忘症の重いものなど。記憶喪失も頻繁に起こす様な

特殊な方がいればこちらですね。

痴ほうやアルツハイマーもそうかな。

身体にはまったく問題がなく健康でも、これは重大な

障害ですよね。日常生活も大変ですよね。


私の様にくも膜下や脳梗塞などで、高次脳機能障害の

身体障害に当たらない後遺障害を負った方もこちらの

手帳になります。

摂食障害などで日常に不自由がある方も

こちらではないでしょうか。

精神の病気ではなく、何かしらの脳の障害で起こっている

と思われる継続してある障害、てな定義でしょうか。


またちょっと長くなりますが、身体障害での認定が出来ずに

精神の方で障害者申請をするケースというのは

案外あるんですね。


私の知っている例をお話ししますね。

難病で身体が痛いとか苦しいとかいう方たくさんいますよね。

何かしらの病気で身体が自由に動かせないまたは著しい

制限が日常にある、という状態の方。


普通に考えればこの状態で受けるべき手帳は

身体の方ですよね。

ところが、その病気が難病指定病にもなっておらず

ごく稀な病気だったりする、珍病奇病とでも申しましょうか。

治療法の確立もない病気、たくさんありますよね。


こんな風に考えてみて下さい。

単純な骨折自体はいずれ治るもので、障害として大きく

残ることはたいていないですよね。なので障害者には

ならないですよね。

しかし、このたかが骨折も「ずっと治らない」という奇病が

あったとします。実際に似通った病気はあるでしょうね。

奇病の為にいつ治るのかも分からないし、治らないかも

しれない、という病気です。

こういった時、身体障害者として認定するのが難しい

ですよね。


こういった時に、その症状で著しく日常を制限されてしまう時

そんな珍病奇病で治らず苦しんでいる方の為に、少しでも早く

社会的、法的、医療面、などの優遇を受けさせてあげる為にも

「耐え難い身体苦痛の為、精神も病んでしまっている」

ということで、精神の方で手帳発行を勧めて下さる場合も

あるんです。実際、相当精神も苦痛を強いられますよね。


そうしないと、その病気によってしわ寄せの来る、仕事や

日常への金銭負担がまかなえないでしょう。

仕事が出来なければ収入もありません。でも収入がなければ

医療、ヘルパー派遣なども自費になってしまいます。


でも手帳があれば、その級に応じた生活援助、税優遇、

公共機関、交通割引などたくさんの融通が受けられます。

他にも本当にいっぱいあります。

級の重い人は、障害者年金の受給資格にも相当します。


身体に目に見えて障害がある場合は、身体障害認定も

たやすいと思いますが、精神病でもない、でも病気や

ケガなどの後遺症で仕事や日常生活が大きく著しく不自由に

なってしまった方は多いのではないでしょうか?


なのに精神障害の枠で障害者手帳を取得出来、円滑に日常

生活を立て直すことが出来たり、必要な援助が受けられる

という制度が存在しているのを知らない方の方がものすごく

多いと思います。


これで初めて知った方の方がほとんどですよね。

ご家族や身近な方で相当し、困っている方はいませんか?


障害者手帳を持つメリットはあっても、デメリットは何も

ありません。自分が話さなければ、人に知られることも

ありません。


身体障害ではないが、本当に身体にある症状で悩まされて

日常が困っている人がいたら、精神障害枠での手帳申請を

考えてみるのもひとつの手です。


分からないことは、事前に各市町村の障害福祉課や

健康相談の窓口が必ずあるので、そちらでお尋ねになって

下さいね。


申請までにはもちろん医師の診断が必要です。

現在通院中の方は担当医に相談をしたり、

精神科へ直接行って相談をしてみてもいいと思います。



手帳所持でどの様なサービスが受けられるのかは検索をして

調べて下さいね。級によってかなり受けられるサービスが

違って来ます。

ざっと思いつく限りのものを書いておきますね。


電車、バス、公営公園、美術館、駐車場、タクシー、

家事援助サービス、訪問看護、訪問医療、介護、就職、

公営住宅入居、などなど、割引~無料まで級に応じて色々です。


就職も障害者枠で入社をすると、その身体の状態を理解した

上での雇用なので、無理なく働けます。


では今日のおさらいです。

目に見えて身体障害はまったくないが、精神病でなくても

病気や身体症状で仕事、日常の最低限の生きるための行動が

制限されている場合、程度に応じて精神障害者手帳の枠で

障害者認定が受けられるかもしれません。


今はネットの現代なので、詳しくはいくらでもネットで

調べられますから、該当する方はどうか調べてみて下さいね。


この記事がひとりでも困っている人の役に立つことになれば

本当に嬉しいです。


では皆さんまたね!




Joséphine Nidy's Official Site

世界でただ一人のオルゴールルネッサンスシンガー。その歌声は’永遠のボーイソプラノ’。スリークッションビリヤードの愛好家でもあり’歌うハスラー’として世界中のビリヤードシーンでも活躍をしている。