手術後鬱って知っていますか?

ガンの摘出とか、脳の手術とか、一般に言う大きな手術をした人は

入院中に一度術後、落ち着いてから精神科の先生のところへ行きます。



「手術後鬱」というのがあって、文字の通り「鬱」になってしまうのです。



私10月に大腸のちっこい手術をしました。

ちっこいので精神科なんぞ行かなかったのです。

普通、この規模では誰も行かない。

が、私、一年中あちこっち切ったりレーザーしたりなんだりかんだり、、、



市内の大腸がん検査で引っ掛かってしまってので、

新しい病院(過去に咽頭炎となんだっけ?で入院歴有)

新しい先生、このオンボロ元ナイスバデーのことを知る訳がありません。


そしてそれは突然やって来ました。。。。。。


おかしい。何の不快な大きなショックも何もないのに

突然毎日1時間半しか眠れない。

気持はウルトラブルーで、やる気がないとかそうじゃない。

もう死んでしまおうか、、、と考えること5日目。

まずは寝れないことで死んでしまうと思ったのと

「これが鬱か。。。。。死ぬほど、、いや死んでしまうかもしれないほど大変だ、、、」

と思い、精神科へ走ったのでした。



まず、睡眠薬をきっちりもらいその日からグースカピースカ眠れる様になりました。



次は「鬱」だ。

これ、鬱ながらしみじみ思ったのが、これがずっと続いて会社に行けないとか

社会に出れないとか、なかなか治らない方がいますが、初めてお気持ちが分かりました。



「本当に地獄」だと思いました。辛いの何のって。

これが毎日ずっと続くのであれば、本当に生きて行くのが辛すぎる、

出来ないくても普通じゃないか?と思うほどでした。

本当に何にも出来なくなり、「負」の気持のみで全身が覆われて

それが続くだけです。



私は睡眠が取れる様になってから、すぐに徐々に明るく晴れて行きました。



鬱は理由もなく突然やって来て、何年も治らずに頑張って生きている人達の

大変さを本当に痛感しました。

ほんと、頑張ってなんて気軽に言えないし、鬱になったことのない皆さん。

これらの病気の方々は、決して心が弱いとか病気じゃないとか、

そんなんじゃありません。


自分がなってみて本当に良く分かりました。

今まであなたが人生で一番辛くて、その辛さ悲しみから抜け出せないMAXだけが

24時間365日続いている状態より、辛い状態かなと思います。

もう聞いただけでビックリでしょう。



そんな体験をしたばかりです。

ものすごくビックリしました。



以前に会社の理事と病気について話をしていて

辛い病気は「痛い病気」。絶えずとても痛かったり、苦しかったりする病気。

でもやっぱり一番辛いのは「心の病気」でしょうね、と話していたことがあります。

まさにその通りだと思います。



そんな経験をしたばかりでした。

「心の病気」のあなたは心が弱いんじゃないんだから気にしないでね。

しっかり病院に定期的に行って、先生のアドバイスを聞いたり

自分に合う気持ちの良い時間の過ごし方が見つかりますように。

心から祈っています。



Joséphine Nidy's Official Site

世界でただ一人のオルゴールルネッサンスシンガー。その歌声は’永遠のボーイソプラノ’。スリークッションビリヤードの愛好家でもあり’歌うハスラー’として世界中のビリヤードシーンでも活躍をしている。

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