今日は何回ジャッジをしましたか?


皆さん、こんにちは。

また生存確認が多くなって来たのでブログを書くことにしました。

最近1日1回 Quora というサイトでちょこっと見てたまに回答をするくらいで、PC離れになってしまいました。両目が重いドライアイなのでPCや携帯はほとんど見ないのです。


そこで書いた回答をこの様なシェアの形ではなくて、書き写してみました。その方が多くの人が読めるかなと思って。では以下から本文です。





今日あなたは、何回ジャッジしましたか?

その中にダメと判断したものはは幾つありましたか?


ある知り合いの社長さんの話です。

離婚後、奥様が小さなお嬢様を引き取り、数年振りにお子さんに対面することになりました。私はこの「数年振りの真実」を告げられずに


「子供に会うのだけど、若いお姉さんが居た方が子供もいいだろう。一緒に付いて来てくれないか?」


と、誘われ一緒に行くことになりました。

近くのファミレスの駐車場でした。

女の子たちは3,4年生くらい。

小走りにお父様に二人で抱き着いていました。

娘さんより、お父様の方がとても嬉しそうでした。

ファミレスに入ると、


「ジュースないいのか?プリンは?」


と食事をするのに、一般では推奨しない食べ方ばかり娘さん達に進めるのです。娘さん達も喜んで


「ジュース飲む!!」


和風のファミレスで、靴を脱いで上がるところだったので、何だかテーブルの周りでかくれんぼをしたり、いわゆるお行儀もまったく良くありません。


とても厳しい社長さんでしたが、「お子さんには甘いのかな」と思っていました。


お子さん達は食べながら、隠れたり、ジュースもガンガン飲み放題で、終始、とてもお行儀の悪い食事会でした。


そして別れの時間がやって気ました。


駐車場でお迎えを待っている時に、社長さんが娘さん達にこう言いました。


「いいか、おじいちゃん、おばあちゃんには今日のことは絶対内緒だよ。(ジュースや、かくれんぼうのこと)美味しい物食べ来た、って言うだけでいいんだからね。」


娘さん達はお父様を見上げて、うん、うなづきました。

私はあまたの中で小さなパニックが起こりました。


「あれ?おじいちゃん、おばあちゃんってどういうこと?」


そして、お迎えの元奥様の車が来ました。


後に、私はこの時のことを少しずつ知るのですが、まず「数年振りの再会」とは

幼少時に別れて以来、初めて会う日だったのです。


子供にとってお父さんは変わっていなくても、お父様にとっては我が子とは思えないほど、姿の変わった大きくなった娘さんが急に現れたのですよね。でもどんな姿になっていて、急に大きくなっていても嬉しかったでしょう。見ていてすごくよく分かりました。


そして、このお子さん達は、元奥様側のご両親が育てており、母親が育てていないので。週末に恋人を連れて来るくらいだそうです。


おじいちゃん、おばあちゃんの家はとても厳しくジュースなどは買ってもらえないそうです。9歳と10歳の子なのに、ほとんど飲んだことがないそうです。とても厳格に育てられていることを社長さんは知っていました。


それで一生懸命、しつこいくらいにジュースを飲め、コーラもどうだ、と勧めるのです。お子さん達はたくさん飲みまくっていましたよ。


元奥さんは恋人と同棲をしており、夜のクラブを経営していて「子供が育てられないから」とご両親に預けたそうです。


社長さんは親権を取る裁判を起こそうか悩んだそうですが、自分が子供を引き取っても、他人のお手伝いさんが育てることになるので、それよりはまだおじいちゃん、おばあちゃんの方がずっといいだろう、と思ったそうです。


あの日、食事をしながらジュースばかり飲んでいる、うるさい動き回っているお子さんを「躾の悪い子」と見た人は何人いたでしょうか。

(注:周りの人に迷惑をひどく掛けていたわけではありません。ひろい和室のファミレスで、子供たちがうるさく飛びはねて走り回る様なところでした。)


お子さん達は、お父さんに会って照れ隠しで、動き回るのです。お父さんの前にいい子で座っていられないのです。


もし、私もこのお嬢様達だったら、、、くにゅくにゅうろうろしていたと思います。いい子に座って、お父様の目を見てゆっくりお話しなんて出来ないです。


「ジュース飲むか?」と聞かれた何度でも「うん!」と言ったと思います。

それが精一杯のコミュニケーションなのは当たり前だと思います。

だって大好きなお父さんが言ってくれるんだもの。

お腹がジュースでタプタプになっていても、ずっと飲みますよ。


この様な場面に人生で何度が遭遇しています。


法を犯す様な場面にでも遭遇しない限り、人をジャッジするのは本当に一番遅く、安易にしないしてはいけないことをつくづく感じた1つの出来事でした。


人をジャッジしたところで、間違っているのを知らないのは自分だけ

超かっこ悪いですね。


たぶん、こういう人を誰でも今までにたくさん見て来たと思うのです。


でも自分も実はその中のひとりであることは間違いがないですよ。

正しいと思っている批判、怒りから自分が離れられない限り、

かっこ悪い愚かな人生は死ぬまで続きます。

周りの人すべてもあなたのことを今現在そう思ってもいます。


ならば自分の人生に関わる大きなことでもないのなら、

ジャッジは一切するべきではないでしょう。


人をジャッジして生きていると、正しいことが見抜けなくなる

ことを体験を持って学びました。


どうでしょうか。

いつも他者の批判を「正しい」として言っている人が

周りに1人はいるでしょう。


あなたはその人を良い人と思いますか?

あなたはその人を信じられますか?


誰も口に出さないけど、自分の心の中では決まっていますよね。

皆も同じですよね。


我がことと思い、本当に気を付けていいことだと思います。

「俺は私は大丈夫」がこうなってしまうのでしょう。


ではまたね!


Joséphine Nidy's Official Site

世界でただ一人のオルゴールルネッサンスシンガー。その歌声は’永遠のボーイソプラノ’。スリークッションビリヤードの愛好家でもあり’歌うハスラー’として世界中のビリヤードシーンでも活躍をしている。

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